攻めのWebデザイナー

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教育に興味を持ったキッカケ

弟とのヨーロッパ周遊を通して教育への想いが蘇った。

元々、教育に興味はあったけどそのキッカケが分からずモヤモヤしていた。しかし、とある合宿を通してやっと教育に興味を持ったキッカケに気づけた。それは母親の偉大さだった。

14個離れた弟が生まれ、生後半年頃から夜泣きが始まった。隣の部屋で寝ている自分のところまで泣き声は響いている。どうにか寝ようとするも全く眠ることができなかった。我慢の限界を超えて起き上がった。隣にいる僕でさえうるさいと感じるのに一緒に寝ている母親は何やっているんだ!イライラの矛先は母親に向き始め、怒る準備はできていた。寝室のドアノブに手をかけ、扉を開けた。すると、目の前に飛び込んできたのは抱っこしてあやす母親の姿だった。僕は何も言うことができず、そっと扉を閉めた。

次の日、頭に浮かぶのは必死に弟をあやす母親の姿。そこで、母親の1日の過ごし方について振り返った。朝は僕らより先に起きてご飯を作り、学校へ送り出す。ひと段落する暇もなく仕事へ。仕事が終わったかと思えば夕飯の買い出し。部活終わりにお腹がすいたという僕らの文句を聞きながら夕飯の準備。ご飯を食べ終わりようやく寝れるかと思いきや夜泣きで起こされ弟のお世話。

そのとき、母親はいったいいつ寝ているんだろう?いつゆっくりできるんだろう?そう思った。なんでこんな生活になるのを知っていて3人目の弟を産んだんだろう?

時は経ち1年間、家族が崩壊していた時期があった。詳細は割愛するが「私は子どもたちを大好きなんだよ」という母親の1言は今でもはっきり覚えている。行動を伴った母親の想いには大きな大きな愛情を感じた。こんなにもキツイのに、人を動かす子育てってなんだろう?教育ってなんだろう?

実は、目の前にいる母親の偉大さが僕の教育に興味を持ったキッカケである。素敵な母親の元に生まれてきたからこそ見つけることができた僕の道。いつか必ず子どもたちの可能性を引き出せる教育者になるためにまずは目の前のことに一生懸命取り組んでいきたい。愛情を注いでくれた母親に感謝。